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【おすすめ読書】「言葉にできる」は武器になる。2018/11/07

【おすすめ読書】「言葉にできる」は武器になる。

言葉と思考についての本です。ブログに書くに当たって、言葉選びは重要だと思います。

伝えようと思ってもうまく伝わらないことはよくあります。 この問題を解決するための鍛えかたが書かれています。

正しく・わかりやすく伝えるための言葉の選び方、考え方を知ることができます。 ブログに書く内容や、ここぞというときの言い回しを考えるときの参考にしたいと思います。

タイトル 言葉にできるは武器になる。
著者 梅田 悟司
出版 日本経済新聞出版社
画像リンク

感想

伝わる言葉を生むためには「意見を育てるプロセスが重要」。
人から出てくる言葉は思考の上澄みなので、思考が深くなければ言葉も浅いものになってしまいます。

大きく、以下の2点が大切です。

1. 内なる言葉で意見を育てる
2. 外に向かう言葉に変換する

うまく言葉にできない

言葉にできない状態はすなわち、言葉にできるほど考えていない状態です。 例えば、

  • 抽象的に考えている
  • 一貫性がない
  • 同じところを巡っている など、考えたつもりになっている状態です。

感じたことを「悲しい」や「嬉しい」といった漠然した括りでは止めない。
複雑な思いと向き合うことで考えたつもりから脱することができます。

そうでなければ、いつまでも「あるべき自分から発せられる建前」を発することになります。
これでは、どこかで借りてきたようなものになってしまい、迫力も説得力も出ません。

言葉に幅と奥行きをもたせることが理想です。

内なる言葉を磨く

思考の解像度を上げるイメージです。

頭の中は記憶域と思考域に分かれています。なんとなくもやもやしているときは、考えているのではなく思い出している状態に陥っています。

解像度を上げるには記憶ではなく思考を行う必要があります。

以下の7つのプロセスで行います。ざっくりいえば、書き出すことで記憶領域を空にして思考域を利用できるようにします。

  1. 思ったことを書き出す
  2. T字型思考法で考える
    本当に?で昔へ、それで?で未来へ、なぜ?で深くへ考えを進めます
  3. 仲間を分類する
    方向と深さで分類します。
  4. 足りない箇所を埋める
  5. 時間を置く
    2,3日程度が理想
  6. 真逆を考える
  7. 違う人の視点から考える

おわりに

人を動かすには思いをどれだけ込められるかが重要です。自分の内なる言葉を理解しきれない状態では人に伝わりません。ぱっと最初に出てきた言葉は感情の表面的な部分でしかなく、自分の中で深くまで考え抜くことで、本当に伝えたいことや、共感しやすい言葉が出てくるのだそうです。 自分自身の言葉と向き合い、育てることによって伝わる言葉が生まれます。

上記の7つのプロセスをやろうと思うととても時間かかります。
人を動かすような言葉を考える際にはこれくらい必要なのでしょう。

細書はとても大変だと思いますが、少しずつでもやっていこうと思います。本を読んだり映画を見たりして思ったことや感じたことを言葉にしていけるように特訓してみます。

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