【おすすめ読書】ブレイン・プログラミング
夢や目標を叶えるためにやるべきことが書かれています。 大きな特徴としては脳の機能である「RAS」というものに注目した内容となっています。 ざっくり紹介すると以下。
- 目標や夢をしっかり具体的に持っていることで、そのために必要な情報やチャンスに敏感になれる。
- 具体的に目標を持つにはどうすればいいか
- 途中でくじけないためにどのように振る舞えばいいか
という内容です。
IT技術的なプログラミングは全く関係ありません。 人間の脳をコンピュータに例えることができるよ、という考え方から「プログラミング」という言葉が使われています。
タイトル | 自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング |
著者 | アラン・ピーズ バーバラ・ピーズ |
訳 | 市中芳江 |
出版 | サンマーク出版 |
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ざっくり紹介
RAS
網様体賦活系(RAS)という脳の仕組みがある。入ってくる情報をふるい分けして、何に注意を向けさせるかどれくらい関心を呼び起こすか、それともシャットアウトするかを判断している。
これを意識して書き換える(プログラミング)することによって、夢や目標の実現を目指します。
大半の情報はRASによって捨てられているので、本当に必要な情報のみを見つけられるようにプログラミングし直します。
ざっくりとは、何度も目標を目にすること、何をやりたいかを紙に書き出すことなどが方法として挙げられていました。
まず何をしたいかを考える
目標を立てるときにはどうすればいいかは一旦おいておいて、何をしたいのかのみをまず考えます。 どうすればいいかを考えると萎縮してしまうため、まずが何をしたいのかに集中するといいそうです。
リストにして手書きで書き出すことにより、やりたいことに関する情報が目に止まりやすくなります。RASの効果によるものです。
アフォメーション
自己暗示のことです。 ポジティブなことをイメージすることでそこに向かっていけるというものです。
ネガティブな習慣などは一度書き出すことで向き合います。 その上でポジティブな習慣を書き出して、RASに刷り込ませることで書き換えを行います。
これを行うことでポジティブな考え方や習慣が自然と見につき、目標達成に近づくことができるという考え方です。
おわりに
今までに見たことあるような目標の掲げ方や設定方法でしたが、こんな根拠があるよと示されていた印象です。 そんなに新しい情報があるわけではないですが、著者の経験から書かれているのでその体験を追いかけることができます。様々なことを経験している様子でこんな人もいるのかと驚かされます。エネルギッシュに挑戦し続ける人生はとても面白そうです。
自分で自分の意識や傾向を書き換えることができれば、自分のやりたいことに向けて集中でき、そのほうがいい結果にたどり着けるでしょう。 目標や夢などを手書きで紙に書き出すことで、見える世界が変わり始めるというのは確かに納得です。
小学生の時などに教室に張ってあった「今月の目標」みたいなやつは、本当は結構効果的だったんですね。 大人になってなくしたものの1つですね。
結構内容も盛り沢山なので読み切るのは大変ですが、かいつまんで読むのも効率的です。 例えば、途中で格言みたいなものが挟まれているのでその付近をよむとかおすすめです。