Honmushi blog
2019/01/11

【おすすめ読書】情熱プログラマー

ソフトウェア開発者が幸せな生き方を目指すための目指すべき指針を学べる本です。

開発者として幸福感を得られるような、退屈しない人生とはどういうものか、どうすればそれを目指せるのかといったことが書かれています。

プログラムのテクニックと言うよりはキャリアの考え方の本です。 筆者の実際の経験をもとに、そこから学んだ教訓が53個紹介されています。 エンジニアと下のキャリアについて全く検討もつかない人とか読んでみるといいと思います。

根本的な考え方が多く、ハッとさせられます。3年後・5年後・10年後といったより細かく具体的なキャリアステップについて考えている場合は別の本を参考にするといいです。

タイトル 情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方
著者 Chad Fowler
でびあんぐる
出版 オーム社
画像リンク

なぜこの本を読んだのか

エンジニアとしてのキャリアパスが書かれた本ですが、私が手に取ったのはなんとなくおもしろそうというのが理由です。オーム社が出版している似たような装丁の本で「ハッカーと画家」や「アジャイルプラクティス」などの本もあり、それらのシリーズに惹かれるものを感じたことを覚えています。

エンジニアのキャリアパスに関する書籍は新しいものもたくさん出ているので、時代や立場に合ったものを参考にするのがいいと思います。

この本も結構いろいろな本から引用されていると思いますので、気になったときに読んでみるといいです。

本の概要

プログラマ・エンジニアとして退屈しないようなキャリアを進むために重要になる考え方を紹介しています。

著者の経験や意見から繰り出される53個のキーワードと、そのストーリー・学びが書かれています。「今すぐ始めよう!」のコーナーもついていて実践に移すこともできます。ただ、「今すぐ始めよう!」の箇所に関しては結構難しくハードルが高いものもありますので、機会をみてやるのがいいかなと思います。 必ずしもすぐできないとだめとは思いません。

著者は、以前ミュージシャンをやっていたので、その時のエピソードもあるのですが、なかなか参考になりました。エンジニアや画家、音楽家など似ている部分があるのでしょうね。

印象に残ったこと

印象に残った箇所をいくつか書いておきます。他の本とかで引用されているのもあるので見たことあるやつもあるかもしれません。

一番の下手くそでいよう

現在所属しているチームやグループの能力によって、自分のパフォーマンスが決まります。 勇気をだして、自分よりも強い人たちの中に飛び込むことで、自分もその強さに底上げされていきます。

逆に自分が一番強くなってしまった場合は、それ以上そのグループでは成長は見込めないかもしれません。

一番下手くそである環境に飛び込むと自身をなくしそうですが、たしかに効果的だなと思います。 なかなか勇気のいる選択ですが、意識高く成長するにはとても効果的です。

強いチームに飛び込むときには、何もできないかもしれません。しかし、誰よりも強い情熱やエネルギーを持っていけばなんとか許してもらえるものだと思います。

失敗する方法を学ぶ

エラーを見逃さずに発生させることに始め、ミスに対処する能力を磨きましょう。 誰でもミスをすることはあるので、そこから以下にリカバーできるかが腕の見せ所です。

ミスを犯すかどうかよりも、以下にリカバーできるかを見られていることのほうが多く、逆にアピールチャンスになることもあります。

ミスに対処する原則として以下が挙げられていました。参考にしたいです。

  • 間違いに気づいたら直ちに問題として取り上げる。短い間であっても間違いを隠そうとしない。
  • 責任を追う。自ら責任を取って先に進む。
  • 解決策を提示する。その場でできなければ、解決策を見出すための計画を策定する。
  • 助力を求める。プライドにこだわらず、解決に向けた協力の申し出を積極的に頼る。

あわてるな

強いスポーツ選手やヒーローは決して慌てません。実際慌てて騒いでも状況が良くなることはなく、むしろ悪化するばかりです。慌てた結果最善を尽くすべき状況で、最善を尽くすことができなくなるだけです。

慌てないというのは難しいことですが、筆者のアドバイスとして、第三者の視点になって慌てそうな状況の自分を見ることで、自分自身を笑ってみることが良いそうです。

一度我に返ってエラーメッセージの内容をゆっくり読みましょう。

ウォーターフォール式のキャリア計画はやめよう

アジャイル的な計画にしましょう。ズバリ時代の変化は速くキャリア計画も変更が必要になることは多々あります。それに備えて変化を受け入れるような反復的な手法を取り入れるべきです。

キャリアの変更は可能であるだけでなく、必要な時代になっているという考え方でした。

昨日より良く

プログラムをしていて立ちはだかる問題は簡単なものもあれば難しいものもあります。一朝一夕では解決できないような、大きな問題にぶつかるときは必ずあると思います。

そんなときに、大きくてぼんやりとした困難に立ち向かうのは精神的に不安です。 こんな時のコツとして、昨日より少しでもよくすることを目指すことで、プロジェクトが終わる頃とか、ふと振り返る頃には問題が解決しているという考えです。

プログラムだけでなくキャリアなどにもこの考え方を適用するのがおすすめだそうです。

おわりに

エンジニアとしてのキャリアのアドバイスになる本です。古典とまでは行きませんが長く愛されている本だと思います。

本の中にもありましたが、キャリアについては正解はないので柔軟に変化・適応させていくことも大切だと思います。時代の変化や、環境の変化で急に変わることもあると思います。そんなときに混乱したり余計に悩んだりしないようにアジャイルな考え方を持っておくというのは興味深いと思いました。

初めの頃はキャリアとかよくわからず、なんかすごそうな人に聞きがちですが、色々見て迷うことが大切なプロセスなのかなと思います。そして自分なりの答えを考えて、間違えてリカバーしながら最適なキャリアを進んでいくのがいいと思います。

キャリアに関する本はたくさんありますので、いろいろな本を読んで自分なりのキャリアを考えてみるのがいいと思います。

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

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