【おすすめ読書】漫画 君たちはどう生きるか
去年話題になっていた本です。気になって購入したもののずっと積読になっていたので、読みました。
原作の方も読んだことあるのですが、漫画になっているので簡単に読めます。普段本をあまり読まない人におすすめです。章の間には手紙のような形で文字だけのページもありますが、それほど長くはないので十分に読み切れると思います。
大雑把にいうと、「道徳」に関する本です。誰もが子供の頃になんとなく経験する体験について、どうすればいいのか、どのように考えればいいのかということを教えられます。大人になった今考えてみると単純なことなのですが、子供の頃はこんな考え方できなかったなあとか。大人になっても未だにどうすればいいのかわからないことだらけだなあ、としみじみ考えさせられます。 主人公のコペルくんと一緒に悩んでいくことで、いろいろな価値観に気づくことができます。長い間愛されている本だけ合って、ためになることはたくさん詰まっています。
ざっくり紹介
道徳や倫理観についての本という印象です。できれば主人公のコペルくんと同じくらいの年齢の子供に読んでほしい内容です。しかし、大人でも十分に楽しめると思います。
主人公のコペルくんが学校のことでいろいろ悩みや疑問を抱えます。近所に住むおじさんが悩みを聞いて、少しだけアドバイスをしてあげて、それを出発点として、色々考えを深めていきます。少年らしい悩みの中で、人生の大切なことに気づいていくような成長があり、読んでいるこちらもハッとさせられるようなものもあります。
学校で起きるいじめであったり、一見貧乏に見える暮らしをする友達のこと、友達との約束や仲違いなどが出てきます。 自分たちの学生生活にも起こっていた、または起こりうるような事件ばかりなので、実際に学校に通う小中学生に読んでほしいです。子育ての方針などの参考などにもなりそうです。
おわりに
漫画なので簡単に読めます。より深く読みたいと思った場合は原作を手にとって見るといいと思います。
道徳や倫理を学ぶというのは意識的にしていたのかよくわからないですね。なんとなく気がついたら身につけていたのか、誰かに教えられていたのか、よくわからないです。学校には道徳のテストもなかったように思います。道徳などを学ぶ手段としてこの本を読むことは、とても効果がありそうです。