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【おすすめ読書】水平思考の世界2019/01/24

【おすすめ読書】水平思考の世界

論理的に考える「垂直思考」ではなく、「水平思考」という考え方を鍛えることで、新しいアイデアなどを発見するために役に立つ、という本です。

プログラミングなどにおいては論理的な思考が求められます。しかし、突飛で革新的なアイデアを思いつくためには、一見飛躍したような考え方も必要なのかもしれません。

垂直思考とはどういうものか、水平思考とはどういうものなのかをしっかり定義して、それらを使い分けるための振る舞い方を学べます。

ざっくり紹介

論理的な思考はもちろん大切なことであるが、それについてしっかり定義した上で、それとは別の水平思考を考えてみようという内容です。

論理的な思考は、順序だって深く掘り進めていくような考え方で、一歩づつ正しいことを確かめながら進んでいきます。着実に進んでいくのですが、もしも掘る場所が間違っていた場合、ゴールにはたどり着けません。できるだけ速く気づく仕組みがあればいいですが、その時点まで進んできたためもったいなくて引き返しにくいそうです。

これに対して水平思考では、これまでの概念にとらわれずあちこち掘り下げてみる、という考え方です。 闇雲にほっても答えにたどり着けるかわかりませんが、革新的なアイデアであったり答えの匂いに気づくことができるかもしれません。

複雑な図形をどうやって人に伝えるか、という問題を通して、以下に自分たちが水平思考を行えていないかに気づくことができます。

間違った場所を掘ることによって得られる知見もあります。しかも、なんだかんだ、人間はどちらか一方のみを使う!という状態にはなりづらいらしく、互いに作用しあっていい方にすすめるのだそうです。

おわりに

論理的思考が必要なことはもちろんのことだと思います。何か行き詰まったときなどには頭を切りかえて水平思考もできるようになるといいです。ミーティングでのアイデア出しであったり、何か企画の初めの段階などで必要になるかもしれません。両方の思考を使い分けることができると、マルチな才能で活躍できるのではないかと思います。

昔の発明家などもこの水平思考を使うことで、これまでの歴史から大きく飛躍するような発見ができたといいます。他人が出したアイデアを簡単なことだと論理的に解釈することは容易です。しかし、そのアイデアを思いつくまでにはいくつかの飛躍などを行い、あとから理論や根拠をつくるような思考法があったのかもしれません。

そうした思考の過程を体験することもでき、頭の体操にもなります。なにか考え尽くして行き詰まったときなどに、参考にしてみると新しい道が開けることもあるのではないかと思います。

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