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初心者におすすめ『Unity C# ふりがなブログラミング』2019/04/01

初心者におすすめ『Unity C# ふりがなブログラミング』

Unityの入門書です。C#を使ったスクリプト作成についての解説になっています。

「ふりがなプログラミング」シリーズでもうおなじみですが、超初心者向けの内容でプログラミングに馴染みのない人でもわかりやすくなっています。これからプログラミング学習を始めようという方や、お子さんのプログラミング学習の第一歩にもいいと思います。

よく起こりがちなエラー内容の紹介や読み方もあるので、うまく行かないときの参考になります。プログラミングを学び初めのうちは、エラーの内容の意味がわからず混乱しがちです。初心者のうちに苦手意識を取り除き、ちゃんと意味を調べてエラーを理解できるようにしておくことは重要だと思います。

シリーズの特長でもありますが、すべてのソースコードにはふりがなと書き下し文が書かれており、プログラミングが苦手で敬遠していた人でも取り掛かりやすいです。サンプルコードやゲーム制作に使う画像もサイトからダウンロードすることが出来るため、素材を自分で用意することなく動作を試すことが出来ます。

利用する環境

Windows または Macを用いて「Unity hab」と「Visual Studio」を使って学びます。 インストールの仕方も説明があるので、特に困ることはないと思います。 私はLinuxで進めましたが、それでも特に問題はありませんでした。

Unityをはじめるなら最初は2Dのゲームが良い

Unityでは3Dのゲームも作ることができますが、最初は2Dのゲームから初めましょう。

3Dのゲームでは考慮するべきことも多くなるとともに、ゲームプレイ時の動作が想像しづらいです。3次元的な想像力がある・慣れているという人であれば簡単なのだと思いますが、最初のうちは難しいです。 基礎を学ぶつもりとして、無理せずに2Dゲームから初めることをおすすめします。

素材の用意に関しても、2Dであればイラストソフトで簡単に作れてお手軽です。素材などの準備は簡単に済ませて、完成を目標として取り掛かることが重要です。

ソースコードの説明が詳しく書かれているチュートリアルを探そう

これまでいくつかのUnityチュートリアルをやってみましたが、わかりにくいものが多かったです。 ゲーム制作の流れはつかめるのですが、スクリプトの意味や使っているクラス・メソッドのことがあまり理解出来ませんでした。ソースコードにコメントが書かれていても、情報量には限りがあるのであまり本質的な理解は出来ないことが多かったです。

コライダーや物理などゲーム制作の基礎知識がある、かつ、C#の型の指定方法や名前空間・クラスの基礎知識がある状態であれば、理解できるようなものが多かったです。

この本では、それらがわからない状態でも理解できるような書き方・進め方になっていました。 スクリプトも必要なものしか無い簡潔なものになっていますし、難しいアルゴリズムなどは使いません。単純な繰り返しと条件分岐のみで作っているようなイメージです。

上記の理由もあるので、Unityによるゲーム入門としてこの本はおすすめです。作成するサンプルゲームも可愛らしく、シンプルでした。

おわりに

Unityを使ってのゲーム制作の入門書でした。C#のことも学べますし、Unityを使ったゲーム制作の取り掛かりとして、かなり親切でわかりやすいです。

ただし、シーンの概念についてであったり、ゲームのビルドに関することは載っていません。簡単なゲームを作成して、UnityEditer上で実行するというところまでの学習になります。 シーンを複数持つゲームの作成や、フレームなどの時間の取扱、端末でのデバッグ・配布などに関しては他の書籍を参考にする必要があります。

ゲーム制作は身近なジャンルで取り掛かりやすいので、こういったところからプログラミングに興味を持つ人が増えてくれたら嬉しいです。趣味としてどうでしょうか。私のおすすめです。

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