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書籍PRの仕事感を読む『進む、書籍PR!  たくさんの人に読んでほしい本があります』2019/04/17

書籍PRの仕事感を読む『進む、書籍PR! たくさんの人に読んでほしい本があります』

書籍PRという肩書で仕事をしている奥村知花さんの仕事観についての本です。 どんな仕事なのかといったことから、書籍PRの仕事をするまでの経緯、仕事のコツなどが書かれています。 書籍を紹介する仕事で活躍するのもすごいですし、そこから本を出版することになるというのもすごいですね。

おすすめ本の紹介ではなく、書籍PRという仕事の紹介です。面白そうな仕事なので興味がわきます。 本好きで、本の宣伝てどんな感じなんだろうと思っている人は特におもしろいと思います。 実際の仕事での本の選び方なんかもあるので、読書の際の参考になるかもしれません。

どんな仕事にも当てはまるような発見や知識が書かれていますので、「売り込む」ということに関心があるようでしたら参考になると思います。それほど長い文章でもないので、サクっと読めると思います。

本を売り込む仕事

本の存在をメディアに企画として売り込む仕事で、パブリシティと言うそうです。宣伝や広告など、夜に知らしめる活動をまとめてPRとしています。 本をどのように説明すれば面白そうに感じてもらえるのか、どんな本に興味を持ってくれそうなのか、誰に伝えればより届くのかといったことを考えて、試行錯誤するようです。

担当する本には基本的に以下の判断があるそうです。

  • 公序良俗に反していないか
  • 今その本が旬なのか
  • メディア露出の顔となるものがあるか
  • 映像が用意できるか

本に限らず売り込む商品を選択するための良い指針となる気がします。これを守れば必ずうまく行くわけではないでしょうが、がっかりしてしまう結果を減らセルと思います。

他にも仕事でやらかしてしまったミスや、うまくいかないときの考え方など、日頃の仕事の役に立ちそうなポジティブな考え方を知ることも出来ます。失敗談もいくつもあり勉強になります。

作者のFacebookページや、さまざまなメディアでのお仕事もインターネットで調べれば出てきます。興味を持った人は実際の企画についても、参考にしてみるといいと思います。

おわりに

売り込む仕事をやるに当たって、チームや著者、メディアの方などを「巻き込む力」が大切なように感じました。積極的に関わってくれるような取り組みであったり、相手の文化を理解することなどが書かれています。 雑談の仕方や話の進め方など、商談や営業などにも役に立ちそうなスキルが詰まっており、学べることが多い本です。

最初はうまくいかなかったというところから始まる本ですので、なんとなく身近に感じられる人も多いのではないでしょうか。失敗にめげずに取り組み、失敗から教訓を得て、どんどん成功に近づいていく過程が書かれています。

これから何かを始めようとか、初めたばかりでうまくいかないことばかり、という人に勇気を与えてくれるような本だと思いました。

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