「AdMob は app-ads.txt のサポートを開始します」というメールがAdmobから届いたので対応する
2019年8月8日にGoogle Admobから以下のメールが届きました。
AdMob は app-ads.txt のサポートを開始します
app-ads.txt 導入の準備はお済みですか?
ざっくり言うと「app-ads.txt」が導入されるので、不正な利用を防御するために設定するといいですよとのこと。
対応しなくてもすぐに広告が停止されることはなさそうですが、念の為やっておきました
結論(対応内容)
やることは以下
- admobの管理画面でコードスニペットを取得して
- storeのウェブサイトに登録しているドメインのルートに
- 「app-ads.txt」で設置する
詳細は以下です。
1.Admob管理画面で状況を確認
Admobの管理画面に項目が追加されています。
アプリメニューで「すべてのアプリを表示」を選択すると、アプリ一覧が表示されます。
その画面に以下画像のように「APP-ADS.TXT」のタブが表示されています。
タブを選択すると、アプリとそこから取得されたデベロッパーのドメインが並んでいます。 私はここに出ているアプリと出ていないアプリがありました。おそらくですがアクセス数やインストール数・広告のリクエスト数などで状況が変わると予測されます。
この画面にapp-ads.txtの状況が表示されています。設置していなければ、「app-ads.txt ファイルが見つかりません」でステータスもグレーです。正しく設置すれば表示が変わり緑色に、間違っていれば赤色になるようです。
2.app-ads.txtを設置
「APP-ADS.TXT」のタブの右上の「APP-ADS.TXTの設定方法」を選択すると手順が表示されるので、それにしたがって進めます。
ざっくりとは、ここに表示されるスニペットをそのままコピーして、デベロッパーのサイトとしてストアに登録しているドメインのルートにファイル名「app-ads.txt」で設置します。
例えば、「sampledomain.com/app-ads.txt」です。
3.反映されたか確認
反映には少なくとも24時間かかるそうなので、気長に待ちましょう。反映されたら「APP-ADS.TXT」のタブの表示が変わると思いますので、正常に反映されたら画像を貼っておきます。
[追記] 翌日見ると以下の画像のようになっていました。
詳細も「app-ads.txt ファイルが見つかり、確認されました」になってます。反映されました。
自分が公開しているアプリの他に「Expo」アプリの表示もあります。多分以下のどれかが原因で「このアプリでもAdmob使ったよね」って言われているのだと思います。
- Expoクライアントアプリを使って実機テストしているときに、admobのテスト広告を表示した。
- ExpoSDKを使用している
- Expoでアプリをビルドした
Expoアプリの所持者でもありませんし、もちろんExpoクライアントアプリで広告出すこともないので、一旦おいておきます。
app-ads.txtとは
基本的なことは以下に記載されています。
Admobヘルプ app-ads.txt の概要
Adsenseのads.txtのAdmob版のようです。なりすましの被害などを防ぐために作られたものだそうです。
ヘルプにも以下の記述があるので必須ではないようですが、簡単に出来ますので対応しておくと良いと思います。
app-ads.txt の使用は必須ではありませんが、強く推奨されています。
特に自社アプリがなりすましの被害を受けていることが懸念される場合は、使用をおすすめします。
おわりに
届いたメールには「2019-08-08よりapp-ads.txtのサポートを開始します」とあり、ちょっと焦るかもしれませんが、急いで対応しなくても多分ペナルティ等はなさそうです。
アプリのなりすまし?や広告の不正配信などで被害が有る場合は、app-ads.txtで解決できるかもとのことです。 https://www.blog.google/products/admob/app-ads-txt-protects-app-revenue-and-brand/
ただし、Adsenseのads.txtと同様に間違った内容で設置していると、警告がでるらしいです。そのまま放置すると広告のブロック等のペナルティを受けるようですので気をつけましょう。
アプリのなりすましというのはどういう攻撃なのか、今度調べようと思います。