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「あるあるデザイン」を読んだ2020/02/17

「あるあるデザイン」を読んだ

デザインに関するアイデア集です。

以前ブログで紹介した余白を活かす『けっきょく、よはく』と同じ作者「ingectar-e」による執筆です。
さまざまなデザインのパターンにキャッチーなタイトルをつけて紹介しています。

45種類のパターンが掲載されており、つけられたタイトルが面白く実例も載っています。注目すべきポイントがわかりやすくなっていますのですぐに真似して使うことができます。

パターンにつけられたタイトルがおもしろい

デザインに特長を出すためのパターンを紹介している本ですが、注目すべきはそれぞれにキャッチーなタイトルをつけているところです。 「丸インパクト」「ななめスタイリッシュ」などそのまんまであり、かつ短く覚えやすいタイトルになっています。
簡単な言葉を使って表現することでより理解しやすく、注目すべきポイントが際立ちわかりやすくなっています。

何らかのデザインを見たときに「これは丸インパクトだ!」とひらめくときにも効果がありそうです。 さまざまなデザインを言語としてパターン化しておくことで、自分の中に物差しができデザインを見る力も養われます。

紹介されているデザインのパターンはシンプルなものが多く、簡単に採用できそれであって効果のある表現ばかりでした。

ボリュームは少なめ

それぞれのパターン紹介は4ページくらいとなっているので、詳細なテクニックや応用などは書かれていません。
大きなポイントは理解できますが、細かい部分や揃えるべき点の調整やより細部の隠れたポイントなどについては、解説が欲しくなりました。

しかし、その分サクサク読めますし45通りのパターンを知ることが出来ます。デザインのアイデアに困ったときなどに読むと大いに助けられそうです。

組み合わせて使ってみるのも良い

基本的に1つのテクニックを使うことでスッキリかつ目を引くデザインにできます。応用として2つ以上のパターンを組み合わせてみるのもおもしろいです。相性も有りますが、使いこなすことができれば強い武器になります。いくつも採用しすぎてモリモリにするとかっこ悪くなるので注意しましょう。

おわりに

この本のようにデザインを言語化するというのは学習においてとても重要なことです。自分なりの言葉を使って言語化することで、デザインセオリーを他人に伝えることができるようになります。メタファーを使ったり抽象化・具象化したりすることですね。そこまで来てやっと使いこなせていると言えるのではないでしょうか。 実際にデザインをつくることも大切ですが、言語化して他人に説明するというのもデザインの訓練になると感じました。

書かれているパターンを真似してみることで、細かい部分の工夫や意味に気づくことができます。それぞれのパターンで共通の要素などもありますので、タグ付けを行い整理してみるのもおもしろいです。

分類することで対象的な部分や共通の部分に気づくことができ、デザインの型のようなものが浮かび上がってきます。

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