Application Loaderがなくなった→TransporterでApp Storeにアップロード
久しぶりにiOSアプリのアップデートをしたいので、Xcodeを開き「Application Loader」を起動しようとした所、該当の箇所からなくなっていました。Xcode11からはApplication Loaderは利用できなくなったようです。
React Native + Expo でビルドを行った場合、Expoからipaファイルをダウンロードして自分でアップロードする必要があります。 その際、私はApplication Loaderを使っていました。
この度それが使えなくなったので代わりの方法を探していた所、「Transporter」という公式のアプリケーションを見つけました。 Transporterを利用して無事にアップロードできました。その時の手順をメモしておきます。
他にもxcrun altool
というコマンドでもアップロードができるようでしたので、そちらについても記載しておきます。
概要
- ApplicationLoaderがない
- 「Transporter」がApp Storeに公開されている
- Transporterをつかってipaファイルをアップロード
- 「xcrun altool」というコマンドでも可能らしい
ApplicationLoaderがない
「Xcodeを起動し、Xcode
のOpen Developer tool
からApplication Loader
を起動する」のがいつものフローなのですがなくなってました。どうやらXcodeのアップデートがあり、現在のバージョンではApplication Loaderが利用できなくなったようです。困りました。
「Transporter」がApp Storeに公開されている
利用できなくなった代替として「Transporter」というアプリケーションがApp Storeに公開されていました。
https://apps.apple.com/jp/app/transporter/id1450874784
とりあえずの概要としては以下です。
Transporterは、Appleにコンテンツをデリバリするためのシンプルで簡単な方法です。
App Store、Apple Music、Apple TV App、Apple Books、またはiTunes Storeで配布するApp、ミュージック、映画、テレビ番組、ブックを簡単に送信できます。
通常のアプリと同様にApp storeからMacにインストールします。
Transporterをつかってipaファイルをアップロード
App Store Connectのアカウントのログインが必要なので、入力してログイン。 その後手元のipaファイルを選択すれば、問題無くApp Storeへのアップドードができました!
「xcrun altool」というコマンドでも可能らしい
私は試さなかったのですが、xcrun altool
というコマンドでもipaファイルをApp Storeにアップロード可能なようです。
困ったときに使える用メモしておきます。
xcrun altool --upload-app -f ファイル名.ipa -t ios -u アカウントID -p パスワード
おわりに
なんとなく、ApplicationLoaderはサポートされなくなる気がしていましたが、案の定でした。かわりにTransporterという便利なアプリが追加されたので良かったです。まったく詰まることも無くアップロードできたので良かったです。
調べるとすぐに出てきたのでそんなに困らないでしょう。 Expoなどと同様にビルドファイルが手元にある場合はTransporterを使ってApp Storeにアップロードしましょう。