【おすすめ読書】「8割捨てる!情報術」
情報の扱い方についての書籍です。普段手に入る情報のうち8割はムダで、残り2割のみが重要であるという考えです。
情報過多と言われる時代なので、目に入るものすべてを取り入れていくわけには行きません。うまく取捨選択していくための技術や考え方を得られそうです。 どちらかといえば、ほとんどいらないことばかりなので、見逃した情報が合ってもそれほど問題にはならないよ。という内容です。
情報の上手な取扱、取捨選択や記事のスリム化などに向けて、知識を得られればと思い読みました。
タイトル | 8割捨てる!情報術 |
著者 | 理央 周 |
出版 | 日本経済新聞出版社 |
画像リンク |
感想
80:20 パレートの法則
「80:20」というパレートの法則に沿って説明されています。
取得した情報のうち8割は無駄、交換した名刺も8割は無駄です。
確かに、自分の持っている名刺なんかを見てもそうかもと思いました。2度と連絡もしないようなものが大半です。
学校で使った教科書なんかも8割は無駄なのかもしれません。
基礎を身に着けておけば、以降に目に入る情報のうち8割が基礎的なことで、残り2割が新しい情報だそうです。
ここも80:20の法則です。
情報のPDCA
不要なものを切り捨てることのみでなく、情報のPDCAについても書かれてます。
- 情報収集
- 仕分け
- 知恵に変換
- アウトプット
- 成果測定
これらを順番に繰り返して行くことで、情報が定着します。
しっかりアウトプットまでして、その結果の反響などを測定します。 そのことによって習慣化であったり、効率的な情報術が身につきます。
アウトプットするために解釈して整理することで情報が定着する
誰かに読まれることを意識してアウトプットを考えることが大切
目に入った情報について自分で考えることを意識します。
「何」よりも「なぜ?」を考えることが大切
見出しだけを見てわかった気になっていたり、集めるだけ集めて満足する状況に気をつけます。
わかりやすい情報には2種類あります。見た情報がどちらなのかしっかり振り返るべきです。
- 知らないことや難しいことを解きほぐしている
- 複雑なことを割愛している
成果測定はSNSの「いいね」などでもいいそうです。
習慣化
報酬や成果をしっかり把握して、自分がアウトプットするモチベーションにします。
人は「近くのものを過大評価し、遠くのものを過小評価」します。
目の前のことに手が一杯になるあまり、未来の自分に投資できなくなっていることはよくあることかと思います。
重要なことをやるためには、まずそのための時間をブロックすることが必要です。 未来に向けた投資を行うために、まずまとまった時間を用意することから取り組みます。
捨てる勇気
ドラッカーが言うには、必要なものを決めるより、不要なものを決めるほうが難しいとされるそうです。
「劣後順位」を決める上で重要なのは、分析ではなく勇気です。
何でも大切だと抱え込んで一杯になってしまうときは、思い切って不要だと捨てる勇気が必要です。
8割という、物事の大半を捨てるというのがこの本のテーマで、勇気を持って捨てていきたいです。
おわりに
8割は不要と言う考え方です。ですので、大抵は必要な無いので捨てても問題ないという考え方です。ただし、残りの2割についてはしっかり仕分けして、知恵に変換していくことを進めています。
あまたある情報のうち重要な部分に着目して、しっかり自分のものにしていくことが大切な考え方です。