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【おすすめ読書】アイデアのつくり方2019/01/23

【おすすめ読書】アイデアのつくり方

「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」というやつです。 アイデアのつくりかたを5つの段階で説明しています。

調べて、観察して、一度放棄して、思いついて、チェックする。

何事にも技術を学ぶときは、第1に原理、第2に方法です。これはアイデアについても同じで、その学び方をしっかり教えてくれます。 広告などを見て、おやっと心が動くことが少しでもあればだれでも何らかの想像力を持っている証拠だそうです。そこから懸命に努力することで、その才能を伸ばし想像力をいっそう高めることができます。

ざっくり紹介

アイデアの作成はたとえば車の製造と同じように一定の明確な過程があり、その技術を修練することが有効に使いこなす秘訣です。そのことの重要さと方法をしっかりと学ぶことができます。

ページ数も少なく小さい本なのですが、ためになることがたくさん詰まっています。 ただ、わかっているだけでは簡単には実行できないこと、かなり強い知的労働になることも同時に書いています。 この本を読んだからといって、誰でも真似できるものではないぞということです。

原理と法則が全てであり、断片的な知識は役に立ちません。特定のアイデアをどこから探すかということよりも、すべてのアイデアの源泉となる原理と方法の学び方が何よりも重要です。

以下気になった部分の抜粋・メモです。

原理

  • アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
  • 新しい組み合わせに導く才能は、事物の関連性を導く才能に依存する

方法

アイデアを生み出す技術は以下の5つの段階に分かれています。それらを順番に通ることで、アイデアを生み出すことができます。ただし、前の段階が完全に完了するまでは次へ入ってはいけません。

  1. 資料を収集する

    特殊資料と一般的資料を集めます。
    特殊資料とは、対象に関する知識です。広告で言えば商品の情報や消費者の情報になります。

    一般資料とは、人生とこの世の種々様々な出来事のことです。これは日々の生活の中で常に行うべきことでいろんなものに興味を持つことが大切です

  2. 資料を咀嚼する

    資料の一つ一つを取り上げ触ってみたり、角度を変えてみたりします。いくつか並べてみたり重ねてみたり、いろいろいじってみます。何か思いつくことがあれば紙などに書き出します。 ごちゃごちゃになって何も思いつかなくなるまでやります。

  3. 問題を放棄する

    一旦考えるのをやめて心の外に放り出します。無意識な領域においてそこで働いてくれるのを待ちます なにか想像力や感情を刺激するものに心を移します。音楽とか映画とか本を読んだりとかです。

  4. アイデアが訪れる

    全く何も出てこないのですが、ふとした時に急に頭の中に降りてきます。厠上・馬上・枕上と言うやつですね。アイデアを探す心の緊張を説いたときに降りてきます。 無意識の領域や深層心理みたいなところからふっと湧いてくるような感じですね。

  5. 具体化する

    出てきたアイデアを具体的に形にします。すぐに作ることができない場合でもそのまましまいこんだりしないで、書き出したり人に聞いてもらったり批評してもらったりしましょう。この段階で消えてしまうアイデアは多いですがそれでも勇気を持って行う必要があります。

おわりに

アイデアの作り方について明確な方法を示してくれる本です。実際にやろうと思うとかなり頭を使いますし、ラクをしようと次へ次へと進んでしまったりします。 一つ一つの段階を突き詰めて行い、しっかり終わらせていくことが大切です。

何度も読んだ本ですが、読むたびにこういうことだったなあと感心させられることがあります。 何か新しいアイデアの発案などに行き詰まったときには、この本を読んでゆっくり時間を取って考えてみるのもいいと思います。

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