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【おすすめ読書】コーディングを支える技術2019/02/20

【おすすめ読書】コーディングを支える技術

プログラム言語に共通して出てくる構文や文法について横断的に比較することで、その意味や成り立ちを知ることができる本です。

さまざまな言語をつかって、同じ構文を比較し動作を検証することで、内部的な動作や思想を調べていきます。

比較して検証することは、効率良い学び方として紹介されており、本を読み終わったときには、どの言語でも使えるような普遍的な知識を身につけることができると思います。

次はどの言語を学習しようかなと思っている人におすすめです。

プログラミングの学び方

比較しながら学ぶことが推奨されています。一つの言語で動作した書き方でも、仕様の異なる言語では動かないこともあります。複数の言語で利用してみることでより本質的な理解が進み、効率よく使いこなせるようになります。

この本では上記のような進め方を取っており、文法ごとにいくつかのプログラミング言語での例が書かれています。JavaやRuby,Python,Scala,C言語など、バラエティに富んだソースコードが出てきます。特定の言語の学習ではなく、言語に依存しない普遍的な知識を学んでいきます。

プログラミングの文法や構文

ifやfor、関数の使い方など、基本的な文法からオブジェクト指向や正規表現まで網羅的に取り組みます。 特に難しい内容はありませんが、言語ごとの詳細な違いなどを知ることができるので、おもしろいです。

その構文が作られた歴史も振り返って調べていくので、プログラミング言語の成り立ちなども知ることができます。 機能や用法などの正しい知識が得られるので、なんとなく動くものが作れるようになっているという人にも、学べる内容は多いです。

整数と浮動小数点

コンピュータ科学でもややこしいところかもしれません。それほど意識しなくてもアプリケーションは作れますが、理解しておいたほうがいいです。型の紹介のパートで簡単に説明があるので、この機会に学んでおくと良いです。より詳しい内容は他の本を読んだほうがいいです。

オブジェクト指向

継承やクラスといった概念の紹介がされています。詳細な思想やデザインパターンには触れていませんが、ざっくりとした概要と歴史的な背景を知ることができます。言語ごとのさまざまな考え方を見ることができ、難しいと思っている人にも興味を持ってもらえるきっかけになるかもしれません。

おわりに

最初にも書いていますが、特定の言語の仕様に依存せずに普遍的な知識を学ぶことができます。仕様は異なっても基本的なところは同じなので、しっかりと勉強しておけばいろいろな言語で応用して考えることができます。

実際に一つプログラミング言語を使えるようになると、他の言語の理解も早いです。ある程度プログラムが書けるようになって、次は別の言語をつかってみようかなと思い始めた人におすすめしたいです。

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