【おすすめ読書】UIデザインの教科書
UI/UXの観点から設計について学ぶ本です。
スマホなどのデバイスごとでの考え方などにも重点をおいており、マルチデバイスな考え方を知ることができます。
UIという言葉からもわかるように、WEBなどのIT系の内容になっています。 使いやすいインターフェースを学ぶために良い本でした。さまざまな例から学べるものを吸収して、これからの設計に活かしていきたいと思います。
物理的な制約
UIデザインのテクニックを見るよりも先に、スマホやマウスなどの操作デバイスによる物理的な制約を学びます。
現代ではさまざまな制約のもとで、UIが提供されており、使いやすい場面もあれば不便に感じる場面もあります。 入力のみでなく、画面や音声などの出力にもさまざまな制約が存在しており、それらについても広く理解した上でUIデザインについて学んでいきます。
人間の認知特性による負荷
人間が視覚から情報を得る際の特性についても学ぶことができます。色や形・動きなどを人間がどのように捉えるのかということをざっくり知ることができます。
これらを踏まえた上で、UIから受け取る負荷、すなわちインタラクションコストを減らすための方法について考えます。 具体的には一貫性やシンプル、共通概念といった考え方です。
ナビゲーションとインタラクション
世の中で使われている、ナビゲーションを紹介しています。ヘッダーやスライダー、メニューバーなどさまざまなものがあります。特に実装方法等は書いてないですが、どのような動き・表現なのかを写真にて説明しています。
インタラクション的な表現、ユーザーの操作に対する反応なども書いてあります。本では伝わりにくいものもあるので実際にサイトにアクセスして確認すると良いです。さまざまな表現を使いこなすことはユーザーへの負担を減らすことにつながります。
Webサイトやアプリで使われているデジタルなデザインが主な内容です。
おわりに
具体的な実装方法やサンプルではなく、基本的な技術・概念や言葉の説明となっています。
UIデザイン関連の基本的な知識を身につけることができます。概念から深く学ぶことができますので、しっかりと理解を深めたいという場合によい本だと感じました。
上記にも書いてありますが、具体的な実装方法などソースコードは書いていません。UI/UXの概念を知りたいという方や、設計するに当たっての勉強といった場面で役に立つ本だと思います。