Honmushi blog
2019/04/08

【おすすめ読書】お金2.0

お金に関する本です。現代の社会や流行に合わせたお金の知識を身につけることが出来ます。専門的な用語は極力少なくしているそうで、あまり経済に知識がなくても読み切ることが出来ます。

この本を読むことで、お金や経済とは一体何なのか?といったことを知ることが出来ます。 お金や経済を「ツール」として使いこなせるような知識を知れる良い本でした。

社会にモヤモヤしている若者向けの内容でした。経済の知識もつくと思いますので、経済学の入門としても良いと思います。

お金の正体

ビットコインやSNSなどについての分析をしながら、お金・経済についての成り立ちや仕組みを解説しています。 共通の幻想を持つことや、寿命の設計など、普段の生活では意識できないような経済の基礎が詰まっており大変勉強になります。 仮想通貨などちょっと前から出てきた小難しい知識についても説明があるので、それらの勉強にもなります。よくわからずに利用している人は知識として身につけておくと心強いです。

経済の仕組みは人間の脳の仕組みとも深く関わっています。報酬の設計などもそこから来ているようです。経済の仕組みは他の箇所でも用いられているようで、組織の運営など様々な要素に影響しています。 そもそもの経済の概念は自然の仕組みに近いものがあり、それらの知識を得ることでも経済学を学ぶ足がかりとなるそうです。

価値主義について

現代では資本主義の考える価値あるものと、私達が考える価値あるものがかけ離れきています。 資本主義では価値をお金で表すことが出来ますが、必ずしもお金だけが価値では無いということです。なんとなく考えたことはあるのではないでしょうか。お金が全て!でいいのだろうかという感じですね。もっと大切なものがこの世にはあるのでは!とか。

別に世の中的には価値は無いけど集めたくなるものとか、やりたくなることとか。それぞれの人が異なる観点でものに価値を感じています。

これからの世の中は可視化された「資本」ではなく、資本化される前の「価値」が中心になっていくそうです。例えばSNSに登録されている個人情報などがそうでしょうか。いいね数やフォロワー数などもそれに当たります。応援したいとか、この人のものだったら私も使いたいとか。いろいろあるようです。

価値について一度考えてみると3つの要素に分解できます。有用性としての価値・内面的な価値・社会的な価値です。それぞれざっくりとは以下のようになります。今まで自分の行ってきた活動について、これらの観点で数値化してみると良いかもしれません。他にも世の中にあるもので、自分がよく使っているものについても同じく数値化してみると良いです。

  • 有用性としての価値
    役に立つかという件店から考える価値、一般的なもので資本主義であってもこれが重要です。
  • 内面的な価値
    個人の感情に紐づく価値。ポジティブな感情を引き起こせるかどうかということが主な観点でしょう。
  • 社会的な価値
    社会に貢献し、全体の持続性を高めるようなことに価値があると言えます。

これらをしっかり抑えた上で、価値主義に移行していく社会で生き残る方法を考えていきます。

おわりに

本の中では、「お金から開放される生き方」というテーマの章があります。いくつかのメッセージのようなものが書かれており、若者に対して考えさせる内容になっています。内面的な価値を見つめ直すこと、儲かることから情熱を傾けられることを探すことなど、いくつかアドバイスがあります。一番大切なのは、誰かに伝えられるくらいの熱量を持って取り組めることを探すべきだということです。

そこに自分自身の価値があり、それを高めていくような仕事・勉強をしていくことが、これからの時代では重要になっていくでしょう。

この本ではこれからの社会や宗教・価値についての考察などもあり、この本の通りになっていくのか楽しみでもあります。若者に向けての熱中できることの探し方なども載っているので、参考にしてみると良いです。 この本を読んでそのまま従わなくても、自分に取ってできるところだけとか、何年かかけて実現するとかでもいいと思います。これからの価値のあり方や自分の目指すところを考え直す、きっかけとして一読してみることをおすすめします。

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