『Webデザイン基礎トレーニング』
Webデザインに関する本です。よく使われるパターンやテクニックを紹介しています。デザインのパターンの解説やCSSでの指定方法などが書かれており、実践で利用する機会は多いと思います。
ただし、いつどのパターンを使うべきなのかということに関しては、やはり経験が大事です。場数をこなしてクライアントやプロダクトに合ったデザインを提案できるように練習していきましょう。まだ初心者のうちの引き出しを増やすための勉強として有効に活用できる内容になっています。
Webデザインのさまざまな要素
この本では以下のデザイン要素について解説されています。 どの項目についても実例とソースコードが書かれていますのですぐに参考にして利用することができると思います。JSのライブラリを使ったものも含まれていますので注意しましょう。
- ページレイアウト
- インターフェース
- タイポグラフィー
- ビジュアルデザイン
- コンテンツデザイン
実際のデザインの現場では、プロダクトに沿った表現を見つけるための取り組み等も必要となります。それらについては書かれていません。あくまでも、こんな表現があり、それを実現するにはどうすればいいかということのみが書かれています。
すなわち、どんな場合にどんな表現を選ぶべきかについては別の方法で身につけるようにしましょう。
実際に写経するのがおすすめ
Webでの表現はインタラクティブなものが多く、実際に実装して触ってみないと感覚がわからないと思います。 本に書かれている写真を見て満足するのではなく、実際にソースコードを入力して、触って見ることがおすすめです。
いくつかのディスプレイで見てみたり、PCとスマホそれぞれで見るなどやってみましょう。いろんなブラウザを使って見ることも重要になると思います。
実際にソースコードを触って見れば、意外と簡単に実装できることも解ると思います。触れば触るほど奥が深くおもしろいのでおすすめです。サンプルコードがあれば、無理せずにダウンロードしましょう。ミスタイピングなどで余計な時間を使わなくてすみます。 サンプルコードにコメントをつけながら理解していくと、効率良く学べるのでおすすめです。
おわりに
図書館で借りてみてみたのですが、ちょっと昔の本でした。今となっては結構違う常識になっている内容もありましたので注意したいと思います。あっという間にトレンドが変わっていくので、しっかりキャッチアップしておきたいですね。
タイトルにトレーニングとありますが、実際には実装方法の実例集と言った感じです。実例と言ってもこの本用に作られたサイトですので、実例ではないという感じでしょうか。 実際のトレーニングには、WEBサイトのデザインを自分で作ってみるのが一番だと思います。すでにあるサイトでもいいですし自分で考えてもいいです。このサイト自分ならどう作るかなという気持ちで作り直してみると楽しいですし練習にもなっておすすめです。