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心の中でもやっとしたときに『言ってはいけないクソバイス』2019/05/20

心の中でもやっとしたときに『言ってはいけないクソバイス』

最近では朝の情報番組「スッキリ」のコメンテーターでもおなじみになった犬山紙子さんの本です。 面白い本ですので、個人的に好きな本です。

求めてないのに言われるクソみたいなアドバイスのことを「クソバイス」という言葉で定義しています。そのクソバイスを旨くやり過ごす方法「クソバイス返し」の使い方を解説しています。

クソバイスは相手のことを思っているようで、自分の持論を押し付けるだけのアドバイスのことです。言われた方はイラッとするのに、言った方は気持ちいいという恐ろしい行為です。

上司や友人の言ってくれる言葉にはまっすぐ受け取るべきこともあります。しかし、自分の為にならないことや余計なお世話と思うことは、この本のように思い切って面白おかしく受け流せるようになりましょう。

SNSで人とつながる時間が多くなり、気を使うことが多い社会になりました。日頃の人付き合いとかで疲労してしまう人もいるのではないでしょうか。 相手が何気無く言ったことを真面目に聞きすぎないこと、言われたまま受け取って余計に考えこまないことが大切です。

身の回りのクソバイザー

自分の身の回りにも、思い当たる人はいないでしょうか?誰しも一人くらいいると思います。 アドバイスのつもりで言っているので本人には悪気は無く、適当にあしらうわけにもいかないのが厄介なところです。

直接言い返すことが出来なくても、心の中で唱えるなどの対象法が紹介されているので、参考になります。他には「おもしろい!」「ウケる!」って言い続けてやり過ごす方法もあるようです。昔のギャルはいろいろな人から小言を言われる機会が多いらしく、「ウケる」でやり過ごしていたのではないかという話も出てきます。なるほどなと思いました。

さまざまな立場からのクソバイス

本に出てくる話は一般の人からの相談をまとめたものです。世の中の人がこんなことにイライラしているのかということもわかります。

出てくるクソバイザーの立場もさまざまで、上司や先輩を始め、親であったり友達であったり、男性女性さまざまな人が出てきます。女性目線のものが多いのですが、男性でも共感できるものもあるので、どんな方にもおすすめできる本です。

クソバイスの返し方

相手のフォーマットを利用するとか、主語を小さく・または大きくして見るとか、いろいろあります。なんせ本では100個のクソバイスを紹介しています。

頭の回転を使うので、実践的に思いついてその場で言い返すのは難しいかもしれません。本で読んでクスっとするのがおすすめです。うまいこと言っているものや、そりゃそうだよなと納得するものもあります。

何よりも、クソバイスに対して自分もクソバイスで返してはいけません。自分もクソバイスをしてしまえば嫌な奴と同じになってしまいます。自分もそんな嫌な奴にならないように、冷静になり思いとどまって、心の中でクソバイス返しを行いましょう。

おわりに

人間は他人に対してクソバイスをするとなんだか偉くなったような気がして心地よいそうです。困った習性ですが悪気がない場合もありとても厄介です。

犬山さんによると、本当に人のためになるアドバイスというものは、いろいろな話を聞いて悩みや問題を探し、その人の気持ちになって考えているはずなので、気持ちいいものでは無いはずだそうです。 辛い思いをしている人の気持ちに寄り添って考えるはずなので、アドバイスする側も苦しい気持ちになっているそうです。

自分がアドバイスをする際に、これはクソバイスになっていないかどうかという判断になります。 もしも人にアドバイスをしたつもりでも、なんか言っていて気持ちいいなと感じた場合は、多分クソバイスです。これから気をつけようと思います。

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