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ビジネス観が大切『SEを極める50の鉄則』2019/05/21

ビジネス観が大切『SEを極める50の鉄則』

SEとして活躍するための鉄則が50個紹介されています。

鉄則のうち半分はSEとして信頼を得るためのもの、残り半分はマネージャとして活躍するためのものです。 ですので、自分の状況によっては半分のみチェックしておけば問題ないということでもあります。 できれば将来的にマネージャになることも考えて、今のうちから意識して動けるようになっておくといいとは思いますが、できるところから初めましょう。

SE以外のビジネスマンからみたSEの印象と、実際にSEが目指すべき姿は大きく違います。正しいSE観を持って働き、信頼を勝ち取れるように努力しましょうというのが大きな目標となっています。

マネジメントに関する鉄則も半分載っていますので、これから後輩ができるとか、マネージャとして参加する立場の人にとっては大きな学びを得られるものになっています。

技術的な話と言うよりもビジネス的な話がメインです。ビジネススキルを身につけることや、プロジェクトの中での立ち居振る舞いについての内容が多いです。この本に描いてあることは基本SE観以外でも大いに役に立つことだと思います。むしろこれらがしっかり身についていれば、さまざまな業界で活躍できるのではないかと思いますね。

ビジネスに強くなる

ビジネスに強くなることで、社内や協力会社への発信力も高まるため、いざというときに力を発揮できます。SEは割とビジネス観とか、販売能力みたいなものを重要視しないため弱点にもなりがちです。

ビジネス目標を達成出来て始めて勝利なので、ビジネスの行き先や未来についてもイメージしながら動けることが望ましいです。説明力や交渉力も身につくと思います。

以下、ビジネスに強くなるためにやるべきことが紹介されていますので、参考にしてメモします。

  • 売上や目標をしっかり憶える
    ビジネスマインドをしっかり持つために、基本的な数字は憶えましょう。会議とかで聞かれたときにしっかり答えられるようにします。普段から持ち歩くノートやメモ帳の最初のページに書いておいて、いつでも確認できるようにすればいいだけです。
  • 販売活動を積極的に行う
    顧客への提案活動などに積極的に参加します。営業担当に任せっきりにするのではなく、積極的に自分にできることを探しましょう。
  • 顧客と雑談する
    営業担当に言わないようなことを意外と言ってくれたりします。新プロジェクトやリピートに繋がったりします。苦手意識がある人もいると思いますが、あまり硬く考えすぎず気楽に挑めばいいです。
  • 営業とビジネスの話をする
    営業にビジネスについてわかっているアピールをすることで、ビジネスに強いイメージを持ってもらうことが出来ます。もちろん営業担当の方がビジネスには強いのですが、できる限り営業の話についていくようにしましょう。間違えることやわからないこともあると思いますが、興味があるとか意識しているということが伝われば十分です。
  • 利益の仕組みを理解する
    ビジネスの仕組みを覚えていきましょう。まずは自分の利益の仕組みから理解して、次に顧客、更には業界大手など広げていけると良いです。
  • 会議で発言する SEは発言しないでもいいようなイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。積極的な姿をアピールすることは重要です。この辺はSEに限らずどんな職種でも同じですね。意外と忘れがちですが、こういった基本的な意識が大切だったりします。

できるマネージャーの条件

SEに限らずの目指すべき姿として、部下の育成という点も強く認識しておくべきだそうです。 目先の技術やタスクのこなし方よりも、本物のSEの価値観などをしっかりと伝えることが重要です。結構難しいと思いますが、経験をこなしていくことで自然とわかるようになります。自分が教えてもらったことなどノートや日記にメモしているとこういうときに役に立っていいですよ。

締め切りを守ること、部下に締め切りを守らせることなども重要です。できるように仕組みで解決するなどコツがありますが、日頃からの指導や教育などをしっかり意識し直す必要がありそうです。

おわりに

SEのとして大切なことが書いてあり、勉強になる内容でした。技術的なことよりもビジネス面の内容が多く、参考になります。SNSとかスクールとかでエンジニアになるための勉強コンテンツはたくさん溢れかえっていますが、こういったことは教えてもらえないので大切にしたほうがいいです。締め切りを守るとか基本の中の基本ですが、一番むずかしいことでもあります。すぐには解決できなくても、大事なことであると認識して対策できるように取り組むようにしましょう。

ビジネス力とかSEとしての価値観みたいなものは、まだまだ情報教材では取り上げられていないように思います。SEに限らず、こういったものは重要なので、しっかり受け止めてほしいですね。

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