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2020/02/04
xselコマンドを使ってクリップボードにアクセス
私はLinuxにてターミナルを常に使っています。ブラウザなどへのコピーペーストが面倒くさいので、簡単にできるしくみを探していた所見つけたTipsです。 tmux や vim を使うと選択やコピーについて、上手くいかないことがありました。それが解決できたのでだいぶ便利になりました。
ざっくりの使いみちとしては、コマンドの標準出力をクリップボードに格納します。以下コマンドです。
cat 01_sample.txt | xsel -bi
以下内容のメモです。
概要
- インストール
- コマンド
- セレクションについて
インストール
標準では入っていないのでaptでインストールします。
sudo apt-get install xsel
コマンド
以下コマンドで、ファイルの中身がクリップボードに格納されます。
cat 01_sample.txt | xsel -bi
出力するなら以下。
xsel -b >> 01_sample.txt
-i
入力をセレクションに設定。
-a
入力をセレクションに追記。
-0
セレクションの内容を標準出力に出力。
-b
セレクションを3.CLIPBOARDにする。
-p
セレクションを1.PRIMARYにする。
-s
セレクションを2.SECONDARYにする。
引数なしでxselを実行すると、PRIMARYセレクションの内容が標準出力に出力されます。
セレクションについて
セレクションという3つの領域がある。以下の3つ。
- PRIMARY
選択したテキストが格納されている、コピーとかしなくてもドラッグなどで選択しただけのものもここに入る。 - SECONDARY
通常使わないもの?詳細はまだ不明です。 - CLIPBOARD
いわゆるクリップボード。
おわりに
簡単にクリップボードに内容を追加、出力ができるようになりました。なんで標準で入っていないのでしょうか。
tmuxでコピーモードにして選択、とかやるのがめんどくさかったので捗ります。xsel覚えておきます。