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【おすすめ読書】「測って描く旅」2018/11/30

【おすすめ読書】「測って描く旅」

建築家・インテリアデザイナーである浦一也さんによる、旅先でいろんなものを測ってスケッチした!という内容の本です。

宿泊先のホテル部屋の間取りであったり家具などのスケッチが掲載されています。スケッチするに当たって、実際に測ったうえで、数値として高さや大きさが書き込まれていることがわかります。

インテリアなどのデザインをする上で、いろんな所を測ってみることで得られることが多いそうです。メジャーで測るのもちろんですが、自分の指の長さや足の大きさなど、「身度尺」を使って測ってみることも大切だそうです。

プログラミングなどで直接活かせることは特にないですが、旅先で部屋のスケッチを書いたりするのはなんだか良さそうです。気になったものを実際に測定してみるというのもやってみたら面白そうです。

本の中には著者によって書書かれたスケッチが大量に掲載されているので、お手本にもなります。 旅行の話はあまりありません、間取りのことや家具のこと、スケッチのことは本格的に書いてありました。

タイトル 測って描く旅
著者 浦 一也
出版 彰国社
画像リンク

測りまくる

身の回りのいろんなものを測る癖・習慣を身につけると空間のスケール感が身につきます。

著者もいつもポケットには小さなメジャーを持っていて、ホテルのゲストルームのあらゆるところを測ってしまうそうです。面白い癖ですね。

あらゆるものを測定の対象として捉えて記録していくことで、見についたスケール感でいろんなことを表現できるようになります。知人の家や旅行先のホテル、建物や名作の家具など、何でも測ってしまいます。

自分のよく使っている椅子なんかも、数値にするとどれくらいなのかといったことはわからないですし、意識したこともありません。 自分にとって使いやすいものを見つけるためにも、触れてみたものを測ってみることは大切なように感じました。

測って描く

ホテルに泊まると、その部屋の間取りや家具なんかを測って、備え付けのメモやレターペーパーにスケッチするそうです。旅行先でゆっくりした時間を味わえそうでなんかいいですね。それを持って帰ってファイリングしており、見返すと楽しいらしいです。

様々なホテルのスケッチが掲載されており、とても見ごたえがあります。豪華なホテルの客室の間取り図なので見てるだけでちょっと楽しいです。

各国のいろんなホテルのスケッチをしたことで、比較することもあるらしく新たな気づき得られます。

ヒューマンスケール

自分の体の色んな所の長さを測っておいて、マイスケールとして使うことも推奨されています。

指や手、肘までの長さや1歩の歩幅など、様々なものです。「1m」といった企画よりも、「1歩」のほうが自分にとって意味のある数字になり、より空間を把握しやすいです。部屋の間取りや家具などは、人間が使いやすいように設計されているべきなので、こういった尺度が大切になります。

ヒューマンスケール(人間的尺度)という、人間の身体的な特徴であったり運動の大きさなどからわかる尺度を用いたものが、やはり使っていて気持ちいいようです。

現代ではいろんな尺度が混ざってしまって、純粋なものはほぼなくなってしまっているようですが、測定を繰り返す中で見つかっていきます。人間の生活似合ったものを作るのであれば、このようなヒューマンスケールが大切であり、ただ便利なことを突き詰めればいいというわけではないそうです。

このようなスケール感を身につけるのは難しそうですが、自分のお気に入りのもの、机とかコップとかはどんな大きさになっているのか測ってみて、他のものと比較してみたいなと思いました。

WEBでも測る

旅行先で測るという本でしたが、訪れたWEBサイトを測るという応用もできそうです。ブラウザのアドオンなどで様々な要素を測ったりできるので、それらのツールを利用して訪れたサイトを測ってみるのは面白そうです。

デザインの勉強として、要素を真似することは結構重要なことなので、同じようにやってみるといいです。今度気になったサイトの様々な部分を測って見たいです。デザインもそうですが、UIなどについても勉強になりそうです。

測って描く旅

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